株主・投資家の皆さまへ

理念
トップメッセージ

 株主の皆さまにおかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。当社の第58期(2023年3月1日から2024年2月29日まで)の事業活動の概況をご報告申し上げます。

当期の概況について

 当期につきましては、雇用・所得環境の改善や感染症の収束などで個人消費の持ち直し及びインバウンド需要の回復が見られ、経済活動が活発になる一方、不安定な海外情勢や円安の長期化など経済動向の先行きは不透明な状況下で事業を進めてまいりました。

 かかるなか、分譲マンション販売につきまして順調に契約を獲得しており前期比5戸増の686戸を引渡しましたが、戸当たり販売価格が前期より低い物件が多かったため、売上高は前期を下回りました。一方で高利益率のプロジェクトが多くあり、戸建て住宅販売、その他不動産販売、不動産賃貸収入の各セグメントも前期比で増収増益となり、利益面は前期に引き続き過去最高益を更新いたしました。

次期の見通し

 不動産業界におきましては、建築コストの高騰や日銀のマイナス金利政策解除の影響などを注視する必要がありますが、変動型の住宅ローン金利は依然低位で安定しており、住宅関連の需要は総じて底堅く推移しております。

 当社においては次期に竣工を予定している分譲マンションのうち、戸数ベースで8割程度の販売契約を確保していることから、通期計画の達成を見込むとともに、業績の拡大に向けて販売活動の強化に加え、新たな取組みにも挑戦しながら企業価値の向上に努めてまいります。

株主還元、配当方針について

 当社は株主様の長期的な利益の維持拡大を重要な経営目標と位置付けており、安定した配当の継続を通じて株主様への還元に努めております。当期につきましては過去最高益となったことを踏まえ、前期比10円増配の1株当たり60円の配当(中間配当26円及び記念配当2円を含む)といたしました。次期につきましても65円(中間配当26円を含む)を予定しております。今後とも堅実経営と安定配当を基本に株主の皆さまへのご期待に応えてまいります。引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

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